2014年度アショカ・ジャパンフェローとして曽根原久司が選出されました!

 

*略歴*

長野県の農村で育つ。政府系金融機関のコンサルタントとして、バブル経済の崩壊を経験する 。これを契機に新しい経済活性化のあり方を求め、1995年 、東京から山梨県の農村へ移住。
耕作放棄地の再生を独力で始める。
2001年に設立した「NPO法人えがおつなげて」を通 じて、都市と農村の交流を進め、企業向け従業員研修プログラムとして、農業・農村での人材 研修、企業ファームを開発し、都市のニーズと農村資源をつなげる経済活性化の手法を実践している。

えがおつなげてのウェブサイトはこちら

 

 

 

 

 

 

 


2014年度アショカ・フェローに選出された曽根原は、農村にある耕作放棄地や森林、古民家、 河川などを農村資源と見なし、この資源を活用して、都市住民のニーズを満たし、都市と農村 住民の交流を促進することで地域経済を活性化する都市農村交流モデルを構築し、拡大しています。

曽根原は、このモデルの中核事業として、農村の活性化を通して人材を育成するプログラムを 企業向けに提供しています。このプログラムでは、都市に住む企業の従業員が、定期的に農村 を訪れ、耕作放棄地を再生利用し、農作物を生産します。プログラムに参加した従業員は、さ らに地域の小規模事業者と連携して収穫した農作物から加工品を作るなど、活動範囲を広げて いきます。
この取り組みの結果、企業の従業員は農村での共同作業を通して、コミュニケーション活性 化、モチベーション向上、チームビルディングといった組織運営に伴う多様な経験を積める一 方、地域の耕作放棄地は再び活用され、農村の宿泊施設や飲食店、食品加工業者、林業者など地 域の周辺産業は、活力を取り戻していきます。 曽根原の活動は自治体との連携においても広がりを見せています。最初に活動を始めた山梨 県以外にも、宮城県、福島県、三重県などが既に企業との連携で、各地域の農村資源を活用した 取り組みを始め、これらの活動をサポートしながら、曽根原は自治体職員への教育を行っています。
これらの取り組みが、ひとつの村に、ひとつの企業をつなぎ、日本全国の農村を活性化して いく「一社一村運動」へと発展しています。同様の課題を抱える韓国での展開も今後の取り組 みとして検討しています。