ASHOKA TOHOKU YOUTH VENTURE PANEL ON AUGUST 24 - 8月24日、東北ユースベンチャーパネル審査会を開催しました。

第6回東北ユースベンチャーパネル審査会

2013年8月24日に東京都品川区にある品川女子学院にて、東北ユースベンチャーパネル審査会を開催しました。今回、パネリストとして投資家の松田清人氏、ジャーナリストの山本恵子氏、弁護士のCliftonStrickler氏にご参加いただきました。

アショカ東北ユースベンチャーとは、2012年春から始まった、東北の復興に関連するアイディアを持った若者(12歳〜20歳)を支援するプログラムです。5年間で、東北について考え行動する100組のユースベンチャラーを輩出することを目指しています。東北ユースベンチャーラーとして選出されると、自分のアイディアを自由に試す1年間の環境、出資資金(10万円)、そして必要な場合は法律などの専門知識のアドバイスを与えられます。これまでに26組約130名(1チーム約5人)の東北ユースベンチャラーが生まれています。

今回は候補者6組がそれぞれの想いと企画を発表し、3組が新たに東北ユースベンチャラーとして認定され、2組が条件付きで認定を受けました。

渡辺真帆(20)は東北との繋がりが無い人を、東北へのツアーに連れて行く「みちのくルネッサンス」というプログラムを行っています。それにより、東北の良さや自分との繋がりを探求してもらうことを目指しています。またこのプログラムを通して、自身の関心に基づき、東北を長期的に支える人材育成を行いたいと考えています。

中川七海(20)は被災地に足を運ぶきっかけを作る為に、被災地で音楽フェスを開きます。それにより、直接的な被害を受けていない人も、被災地の現状を自分自身で見聞きし感じる事で、東日本大震災やそれを取り巻く問題について考えてもらいたいと訴えました。

宮本一輝(18)と中澤郁美(19)は、東日本大震災を経験した大学生や専門学生を宮本の出身地である、和歌山県に招き、高校生に体験談を話してもらうプログラムを行います。更に、ワークショップを行い、近い距離で話し合う機会を作りたいと考えています。これを通して、今後起こるであろう大震災に対して高い意識を持ち続けられることを目指します。

木幡真人(17)は今年6月に中高生が制作・運営を行うインターネット配信番組「くじらステーション」を立ち上げました。番組の構成、取材、資金調達を全て中高生だけで行っています。今後も継続してこの番組を配信する事で、全国の人々に石巻の良さを知ってもらい、石巻に来てもらいたいと考えています。

近野秀亮(19)は東日本大震災を受けて、自身の地元である山形県に避難してきた子供達への学習支援を行います。被災者と話す中で、「子どもの教育」に不安を持っている人が多いと気づき、このプランを考えました。今後は、彼らの居場所作りや、保護者との相談の場作りも行いたいと考えています。

パネリストの審議の結果、木幡と近野は条件付きでベンチャラーと認定されました。木幡は実際に行動を起こし継続している点は非常に評価できるものの、今後番組を石巻からどのように広げていくかが不明瞭なためです。また、近野は栃木に住みながら山形の学習支援を行うため、現地との連携手段が明確になっていないためです。この2組は、3ヶ月後に活動内容を事務局に報告のうえ、正式にベンチャラーとして認定されます。


最後にパネリストからの挨拶では、松田氏(投資家)は「今回も非常にユニークな視点で、情熱的に語って頂き、とても良かった。3.11から二年半が経ち被災地の話が遠のいているが、現地では引き続き厳しい課題を抱えている。皆さんの若い力にとても期待しています」と講評を頂きました。

東北ユースベンチャーでは昨年からパネル審査会を重ね、現在26組の東北ユースベンチャラーが活動を行なっています。

アショカ・ジャパンは、引き続き「社会のために行動を起こしたい」という想いを持った若者を探し、この意志とエネルギーの受け皿となり、彼らの想いを目に見えるプロジェクトにするための、支援を継続します。また、彼らを繋げることにより、よりインパクトのあるネットワークを構築していきます。


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