ASHOKA YOUTH VENTURE PANEL ON NOVEMBER 23 2014 2014年11月23日、第14回ユースベンチャーパネル審査会を開催しました

2014年11月23日、東北大学地域イノベーション研究センターにて、ユースベンチャーパネル審査会を開催いたしました。
パネリストとして、NPO法人カタリバ菅野祐太氏、宮城学院女子大学 戸野塚厚子氏、一般社団法人「福島復興ソーラー・アグリ体験交流の会」半谷栄寿氏にご参加いただきました。
今回は、6組が発表し、その中から新たに4組が東北ユースベンチャラーとして認定を受けました。

阿部一樹(16)は、自分が通う南三陸町の志津川高校は、就職向けの学校として学生たちが認識していて、大学進学に関する情報が少なく、進学をあきらめてしまう同級生たちがいることに対して、なんとかしたいと思い、大学生、専門学生などを呼ぶプランを考えています。そうすることで、大学や進学に関する情報を得られやすくなり、「近くて、就職も、進学もできる、志津川高校」というイメージを作りたい、と語りました。
柿木景子(19)は、子育て中のお母さんたちにとって、家でもなく、職場でもない、第3の居場所づくりをする活動をしています。お母さんどうしがつながることで、孤独感をなくしたい、またこの活動に地元の高校生を巻き込むことで、地域ぐるみで地域の問題を解決していきたい、と語りました。
寺崎幸季(15)は、仮設住宅に住んでいる人たちが、「家」ではなく、「カセツ」と呼んでいるということに気づき、どうしたら「家」と呼べるのかと考えました。長い時間をかけて作り上げることで、もっと親しみを持てるのではないかと思い、住民の方たちと、マグネットを使い、灰色の仮設住宅をカラフルにするプロジェクトを岩手県釜石市で考えています。そうすることで、現在進行形で町を明るくしたいと願っています。
橋本陸(16)は、岩手県大船渡市で、一般市民向けの応急手当普及活動をしています。だれかが倒れたときに、救急車が来るまでの時間に、近くにいた人が、救急救命を行なうことで、いのちを専門機関につなぐことができます。そのような人をこの町に増やしたい、と願い、大人向けの講習だけではなく、小学生や若い世代にも気軽に受けられる講習を開こうとしています。またそうすることで、いのちの大切さを実感してほしいと語りました。
6人それぞれの発表に対して、パネリストの方々も真剣に審議をしてくださいました。最後には、発表者一人一人の想いの純粋さ、東北という地域で第一歩を踏み出す力を励ましてくださり、「目的を明確に持つこと、その目的に向かって具体的にどうしたらいいか、常に考え、何度でも立ち上がっていってほしい」と力強く、また一人一人のこれからの成長に対する期待を込めて語ってくださいました。

今回の発表者は、2011年の震災で被害を受けた地域の高校生や、被災した地域に入っていく大学生でした。彼らは、自分たちが経験した悲しみ、やるせなさに縛られるだけではなく、それらの経験や見たこと、聞いたことに対して想いを深め、自分ができることを一生懸命考え、一歩を踏み出すことで、この東北を新しくつくっていく力になっています。

アショカの目的は、Everyone A Change Makerです。前に進むこと、なにが起こってもそれを批判するのではなく、失敗を受け入れる環境をつくります。自分の失敗を受け入れること、人の失敗をゆるすこと、そこから学ぶことができるために。彼らのネットワークを構築することで、その環境が拡がり、より大きなインパクトを生み出す手伝いをします。皆様の近くに、社会のためになにかしたい、という強い想いを持った若者がいましたら、ぜひユースベンチャラーの活動をご紹介ください。
第15回以降の予定に関しては、決まり次第お知らせいたします。チャレンジする若者に会いに来てください。